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謎の風邪
SNSを中心に話題のコロナでもインフルエンザでもない、福岡で流行っている「謎の風邪」について、福岡県医師会は5月20日、「ウイルスによる感染症」との見解を示し、病原菌を調べていることを明らかにしました。 「まず喉の痛みが始まり、次に鼻水が出て痰が絡んだり咳がひどくなったりする症状の人が増えている」 「もしかしたら何か原因が分かるかもしれません」と首をひねるばかりです。
いくしま医院の見解は「冷え」による体調不良です。所によっては日中30℃越えや熱中症も珍しくなくなってきました。しかし、3~5月は寒暖差が大きい季節でもあります。日中は暑くても、夜から朝にかけては気温が10℃ぐらい下がることはよくあります。日中の暑さの印象からすると、「夜中や朝方の寒さ」をイメージしにくいのかもしれません。
約1300年前の中国の隋の時代に書かれた医学書の中に、冷え症の症状の1つとして「痰癖」という言葉が出てきます。「冷えると鼻水、痰、咳が出る」と解釈できます。
西洋医学の総合感冒薬(風邪薬)は、抗炎症剤で身体を冷やす薬です。身体は冷えているのにもっと冷やしてしまったら、いつまで経っても治らないでしょう。漢方薬は温める生薬が配合されたものが多く、その中から体調に合わせて処方します。くれぐれも日中の暑さの延長で、物を考えず、夜は寝室の温度を25℃以上になるようにし、湿度は60~30%で調整し、長袖のパジャマにし、躊躇なく湯たんぽを使うなど寒暖差を大きくしない工夫が大切です。