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冷房病の症状と対策
エアコンが効きすぎた室内に長く居ることで体温の調節機能がうまく働かなくなり体調不良を来たします。食欲低下、吐気、腹痛、頻尿、排尿痛、外陰部掻痒感、下肢のむくみなど思いもつかないような症状で悩まされます。これは自律神経失調症のひとつで、筋肉が少ない女性、高齢者に多くみられます。また体温が1度下がるごとに免疫力が30%以上低下すると伝えられています。
私達の身体は、暑い時には汗をかいて体温を調整しようとします。しかし冷房が効いた部屋にばかりいると汗は出ません。それを心地よいことと思い込んでいませんか?若い女性は汗や体臭のことを気にしたり、お化粧のことを気にしたりするあまり、「1滴も汗をかきたくない」と思いがちです。汗が出ない生活を続けていると、汗を出して体温調整をしないといけない暑い時に、かえって汗が出ないので、体温が急上昇して、熱中症になってしまう可能性が高くなってしまいます。
むしろ夏は自律神経を鍛えるチャンスと思ってください。暑いからと言ってすぐにエアコンを入れずに、ほんのり汗ばむぐらいまで待ちます。じわっと汗をかき始めたということは深部体温(内臓の体温)が上昇したということを表わしていますので、その時の部屋の温度を温度計で確認し、それより1度低くなるようにエアコンを設定してみてください。エアコンの設定温度=実際の室温ではありませんので、必ず部屋の温度は温度計で確認することが重要です。水分補給は冷たい水をガブガブ飲んでしまうと、胃腸が冷えて、吐気が出たり食欲がなくなったりします。精神的にやる気が出なくなったりします。温かいスープなどで塩分も補給するといいですね。
また、暖かい空気は上に冷たい空気は下に淀んでしまいますので、足元が冷えると思ったら、上下に空気を撹拌する必要があります。扇風機やサーキュレーターを使って、風をエアコンの吹き出し口に向けたり、足元の冷たい空気を上に巻き上げたりするようにするといいでしょう。また除湿の設定は温度が低下しすぎる傾向がありますので、部屋の温度をチェックしながら行ってください。