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口周りのニキビ・吹き出物

口周りのニキビは、思春期にできる皮脂の分泌過剰によるニキビとは異なり、成人してしばらくしてからできることが多いと言われています。口周りは皮膚が薄く乾燥しやすい場所であるため、乾燥を補うために皮脂が過剰に分泌されたり、肌のターンオーバーが乱れて皮脂が詰まりやすくなったりしてニキビの原因となります。また、ホルモンバランスの乱れも原因となります。
口周りのニキビの原因として考えられるものには、次のようなものがあります。
・ストレスや疲労、睡眠不足などによる自律神経の崩れ
・女性では、生理前の不調の一環としてニキビができることがあり、これは女性ホルモンの「黄体ホルモン」が関係しています
・食べすぎや胃もたれなどの要因による胃の機能の低下
・糖分や脂肪分を摂り過ぎることによる皮脂の増加
・抗生剤や鎮痛剤など胃に負担をかける薬を頻繁に服用することによる胃腸の弱まり
口周りのニキビがくり返しできる場合は、体が弱っているサインだと考えた方がいいでしょう。
口周りは他の部位と比べて皮脂を分泌する皮脂腺が少なく、皮膚が薄くて乾燥しやすいこともあって刺激に弱い部位です。そのうえ、口元は人とのコミュニケーションや飲食でよく動かす場所。しゃべりながら無意識に手で口元を触ったり、食べたあとに口元を拭ったりと何気なく「摩擦」が加わりやすい部位でもあります。刺激を受けやすくなっているところに様々な摩擦が加わることで、毛穴周囲の角質が厚くなる、雑菌が繁殖しやすくなる、などニキビができやすい肌状態となってしまい、口周りのニキビを引き起こします。
当院では漢方薬で胃腸の熱を取って、ニキビや吹き出物を治療しています。